2006.05.15

今日の午前1時42分、小さな地震あり。いつかの大地震と同じシチュエーションで、ちょっとドキとした。

当時僕はパソコンに向かって仕事をしており、静まった早朝の闇の中、地鳴りのようなものの接近に気付き、耳を澄ませた直後、襲った大きな揺れに驚きながらも冷静に、まず目の前で大胆にガッコンガッコンと「しこ」を踏み始めた20インチモニタを両手で押さえ、上から落ちてくるものはないかと見回し確認した。
記憶はまだ鮮明だ。ウソのようだが、モニタは本当に「しこ」を踏んだ。

あの時にはなかった棚が、今は頭上にある。僕が自分で作り付けたもの。それでも決して重いものは置くまいと決めていたが、当初から比べると幾分かは重くなってるようなそうでもないような。
右側には背の高い棚もそびえており、そのてっぺんには、10枚入り、30枚入り、50枚入りと、使用済みのCD-Rの空のケースが高く積まれている。今日は小さい揺れですんだのでピクリとも動かなかったが、これらは軽いプラスチック製なので、もし頭上を直撃したとしても、大けがにはならないだろう。いやむしろ、美味しいかも知れない。特に10個以上積み上げられた10枚入りのケースが、連続で脳天をコン、コン、コン……などと来たりしたなら、それはもうドリフだ。話のネタにはいいかも知れない。
いやいや、いったい何を書いているのだろうか。少なくともそんなことを望んでいたりはしない。

「えっへん」ちょっと気持ちを立て直す。いろいろごちゃごちゃと考えはしたが、結局部屋の中をなにひとつ触ることなくやりすごした。「そのうち片づけよ……」危機に対する備えは、まあ、こんなものである。「危機」と「そのうち」のどちらが早いか。そこが分かれ目。

+++++

前へ
後へ
最新の日記へ

Copyright (C)
2006 Morita Takto.
All rights reserved.