2006.07.15

荷物とどく。

オンデマンドTVの機械一式。
少し前、某電器店で声かけられた。
「あの、インターネットとかされてます?」
「はい」
「お宅は光ケーブルとか繋がれてますか?」
「はい」
この時点ですでにお兄さんの目は輝きを増し、ニコニコだった顔が、ニッコニッコ〜になっていた。
「最大三カ月無料でお使いいただけるんですよ、もう、そんなんええんか言うぐらいのキャンペーンなんですけど」
「こないだ電話かかってきて断ったんですけど」
そうは言ったが、どんなものが見られるのかと番組表をのぞいてみると、
あった!
“Blues Project”の文字。
見つけてしまった。

2年ほど前、7つのブルース映画が“Blues Project”の名のもとに公開された。観たいと思いつつ、結果的にひとつも観ることが出来なかった僕は、DVDが発売されても、その値段が中身に相当するものかどうかは見てみんとわからんしなあ、と躊躇していた。

めぐりめぐってまた僕のところへやってきた“Blues Project”は、もう君を離さないと言った、気がした。ま、そんなわけで昨日とどいたモノをさっそくつなぎ、その中を探検気分で歩いてみる。

B.B.King!
やっぱり見つけたかぎり少しは拝みたくなるじゃないですか。1999年モントルー・ジャズ・フェスティバルでのワークショップの映像。(これは“Blues Project”とは無関係)くだけた感じで話しながら演奏を挟んでいくが、B.B.はどこにあっても圧倒的だった。参加者数十人のワークショップの中で、若者がひとりハーモニカを持って立ち上がり、僕と一緒に演奏してくれませんかと言ったら、彼は気軽に引き受け、即演奏が始まった。いやあ、ドキドキする。自分がB.B.Kingと一緒に演奏してるみたいな気分で目の奥が熱くなる。1時間のビデオはあっという間に終了した。

おいおい、しかしいいのか?
こんなもの見てる暇があるのか?

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