2007.05.29

昨日はハニビのリハだった。まあ、憶えてないわ、身体は動かんわで大変。リハーサルかリハビリか!(おまけに前夜は一睡もしてないし、朝から何も食べてなかった)でもやっぱりハニビの音は悪くない。そんな気はする。今週金曜日はほんとに最後の最後だし、ビートルズに例えるとアビーロードを録音してる気分か。とにかくちゃんとやって気持ち良くおわろ。当たり前。帰りに駐車場から出てすぐのところに車を一旦停めたら、直後に気を失って、気がついた時あたりは真っ暗になってた。おいおい。

そう言えばドラムたたいてて思いだした。先日の亞侘庵での僕のドラムは自分でもびっくりするほど走ってた。僕らしからぬといえばそうだが、逆に素直な僕が出たとも言える気もしてるのだ。というより、周りのみんなが僕のそう言う部分をひっぱり出してくれたということか。僕の音楽もまた新たな脱皮を始めたのだな、きっと。

あ、それからこないだ修理したMD、ほんまにあれどういうこと。直るどころかはっきりいって全く使いものにならない。以前にも同じように修理後すぐに動かない止まらない読まない録れない、という症状が出てソニーに差し戻したことがあるけど、真剣に修理してるのかどうか全く疑わしい。他のメーカーのを買うから、買い取れとでも言ってみるか。実に疲れる。

で、今日は朝から無理矢理時間作って兵庫県立美術館へ。なんちゅうことか「絶筆」というタイトルの展覧会のレセプション。……に行くつもりだったがレセプションには間に合わず。展覧会だけ観てきた。
タイトルがあまりに陳腐で客寄せ根性むき出しなので気に入らないが(それで客が呼べるとも思えないからさらに悲しいが、とにかくあんなの一種のポルノグラフィだ)とにかく日本近代画家たちの最後の作品とか最後に近い作品とか、ま、そういうのを集めたというので悪くはないかと。要するに、それまで各々それなりに一時代を築いてきた人の、さらに熟しきった作品が観られる可能性があるということ。
実際、いいのはあったよ。藤島武二なんて大家やから当たり前かも知れんけど凄まじいセンスだ。僕はこの人のほかの作品をほとんど知らんのでよくわからんけど、あの絵はとにかくすごくて驚いた。あと片多徳郎? こんな名前初めて聞いたけど、なんだか引きつけられる。図録もらったけどやっぱりあんなのは観ちゃダメだね。
とりあえず、また少し自分の脳の密度が濃くなった気はする。そういうのの積み重ねなのよ、たぶんね。

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