2010.12.7

雪の中に入っていける靴をいまだ持っていないというのは、やはり問題だった。それどころか、日本でも夏に履くようなメッシュで出来た、一瞬水たまりに触れたらもう終わりというような、軽い靴ではやっていけるわけがない。これはKの話。Mと僕も雪が積もってからあわててブーツを買ったが、とにかくそこそこのものは値段もそれなりで、躊躇なく買うのは難しい。「前に見た店にいいのがあった」とKが言っていたので、じゃあ、とわざわざHilleroedに連れて行ったが合うサイズがなくて断念。訊くと「前に行ったのはFrederiksvaerkの店」だと言う。なんだそりゃ、早く言え。結局近場の店で本人希望の品を手に入れ落着。とにかく気に入ったものが手に入れられてよかった。そうでなきゃ有効な利用は叶わないものだ。それにしてもこちらのひとたちの笑顔はいちいち僕をリセットしてくれる。知人たちばかりでなく、購入先の店員たちのみならず、昨日など、たまたま立ち止まった場所にあった店の入口の戸を、Tが触ってガタガタやったものだから、店員の女の子が戸を確認に出て来た。僕が謝る意味で会釈すると、それこそ会心の笑み。日本人には出来そうもないこの笑みに僕は救われる。根拠もなく励まされる。

Tが自作の折り鶴をくれた。下手だけど成長が見える。というより、積極的に取り組む姿勢が◎。

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