2006.08.26

やけに汗をかくのだ。ステージ上ではいつも汗をかく。これは季節をまったく問わないが、それにしてもこのところまた特に汗をかく。今日はさらに格別に。とまあ、これも正確には昨夜ではあるが。

そんなわけでタオルは欠かせないのだが、第3ステージが終わったあと、顔を拭いてからタオルを見ると、なんと血がついてるじゃあございやせんか!なんじゃこりゃあ!!!(松田優作風) まさか連夜の流血かとちょいビビりながら鏡を見るが、どうもその原因が見つからない。顔しか拭いてないのに、顔のどこを探してみても、小さな傷ひとつ見つけられないので、これはかなり不可解なナゾとして僕の脳に刻まれた。しかし迷宮入りさせるには、かなり気持ち悪いぞ。

そう思ってから数十秒後、右頬の下あたりが妙にむず痒くなってきた。鏡を見ても触ってみても何もないが、明らかに変だ。気にしつつ楽屋で読みかけの本を読んで数分後、鏡を見たらなんと、むず痒かったところが赤く腫れ上がっているじゃああーりませんか。

僕の推理(というほどのものじゃあござんせんが)では、タオルで顔を拭く瞬間に僕の顔には蚊が一匹おり、僕はそれをタオルと顔ではさんで潰したようだった。しかしなんちゅう間の悪い虫さんだろうか。タオルには血はついていたが、蚊の死骸はなかった。きっと下に落ち、人知れず踏んづけられて、床板にすり込まれたのかも知れない。おお、哀れな奴よ。蚊には生まれ変わりたくないものじゃ。

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