2006.11.20

昨夜はいつのまにか気を失って、明かりもテレビも暖房もつけたまま、朝6時まで気付かんかった。こんな生活しとったらあかんわ、ほんま。

スティービー・ワンダーの「Songs in the Key of Life」を聴いた。あらためてちゃんと聴くのは、発売当時に友人に借りて以来。「Isn't She Lovely」はいい。全ての生命の根源的な喜びがそこにある。子供が産まれるってそういうことだ。悲しくもないのに泣きそうになる。彼独特のクロマチック・ハーモニカのソロが、延々と続く。この、いつまでも終わりたくないと訴えているような、そんな感情を共有する。

このところいろいろ借りてきて、少し聴いてはほったらかしにしているが、これは僕の性分(?)によるもの。僕はいつでもどんな音楽にも満足できなくて、これさえ聴いていたら幸せ、などと思える音楽を探している。でもたぶんそれはない。探すのが僕の人生だとあきらめた。僕を満足させる音楽なら、僕が作るのが一番早道と考えて、頑張ってみたのもかなり昔の話で、今はその熱意が完全に別のものに注がれている。
で、僕はそういう人生を楽しんでる。楽しいのが僕の人生。僕はいつも自分の人生を俯瞰している気がするな。

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