2009.02.10

朝、辛ーい韓国ラーメンを食べていた。朝から?とかは言わないの。何かの拍子に咳き込んだら、麺と一緒に口に入れたばかりの鷹の爪の輪切りが、のどの奥からジャンプして鼻の穴の裏口へぴたりと張り付いた。かどうか知らんけど、とにかくそんな気がした。その瞬間から鼻の奥の粘膜がカーっと燃え始め、熱いような痛いような、なんとも表現しがたい感覚でじっとしておれず。とにかくこの状況から脱出しなくては大変なことになる!と思って水をがぶ飲みしたが、効果は自覚出来ず。わからんけどダメなような気がする! ちょっと気が変になりそうな自分を必死で抑えながら、病院へ担ぎ込まれる自分も多少想像しながら、今度は鼻に水を流し込んだ。うわ、倒れるかも知れんで。頭グラグラしながら、のどの奥にそれが滴るのを感じる。もうこれ以上は方策を持たないぞ、と思ったが、いつを境にか、少し事態が沈静化したのを察した。冷や汗とため息でぐったりしながら残りのラーメンをすするが、家族はそんな僕に気づきもせず、ぼんやりテレビに見入っている。ま、今回は僕の鼻の奥の粘膜が少しただれただけで済んだが、この世の終わりがいつ来るとも知れないのにね。

Kが昨年ウチの近所で拾って警察へ届けたiPodを、落とし主が現れなかったみたいだから警察までとりにいくというので車で連れてった。音楽がほぼいっぱいに入ったiPod nano 4GB。持ち主は「Yoko」とだけ登録してあった。かわいそうに。ちゃんと連絡先も登録してたら届けてあげたのに。Kはそんなことより手に入れたものに有頂天で「ラクダになるぞ」が入ってたー、とか言ってる。彼の運命は、なにかと得をするように仕組まれているらしい。

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