2009.08.10

先日あるバンド仲間と話していて、ビートルズで一番好きなアルバムは何かという話題に。内容的に本当に好きなのはたぶん「Abbey Road」だが、なぜか気持ちが動かされるのは「Help!」「Rubber Soul」なのだと話した。これは個人的な経験によるところが大きくて、テレビで観た映画「Help!」やLP「Rubber Soul」のジャケット裏面の写真からかなり大きな影響を受けている。そういう意味では「Let It Be」も。“I've Got A Feeling”や“Dig A Pony”といったレベルの高い曲をレコーディングではなくライブで演じているということもあるし、ブートレッグでさんざん聴いた“Get Back Sessions”の独特な音の世界が妙に好きだったりもするわけだ。これは本当に染み付いてるようなところがあって、僕自身がライブで“One After 909”なんかを演奏している時に、途中から“Get Back Sessions”で聴いた間奏に行こうとしたりして「はっ」とすることがある。あのジョージのふにゃふにゃギターが欲しくなっちゃうわけ。身体に根のはったものって消えないよね。

「のりピー逮捕状 清純派がなぜ」
mixiのニュースにあった見出し。これを書いた人は、文章を書く仕事をしてはいけないね。こういうのってすごく気になる。おかしいって気づかなきゃ。そういえば某新聞の一面に載ってるコラムをごくたまに見るけど、書き出しからつまんなくて読むに至らない。どのマスコミも人を批判することで正義の味方を演じている。それはこの世で一番簡単なことだし、自分も含めて戒めないとね。ただ、おかしいものを「おかしい」と言えることは、それ以上に大事だと思う。人生に答えのない問いは多い。また「人生」とか言っちゃった。

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