2010.11.12

日本にいた時にはカーナビなんて必要だと思ったことは一度もない。正直、地図を見るのが得意なわけじゃないけど、バラバラになりかけた地図でも一冊あればなんとでもなったのだ。しかし、デンマークじゃそうはいかない。日本みたいにちんたら走ってるわけにいかないのだ。「あれっ、わかんなくなったからちょっと停めて確認する」とかそんな暇も場所も与えてくれない。だって多くの道が片側一車線なんだもん。後ろから時速100km近いスピードで、あるいは高速道路だと百数十キロで、どんどん車が来る。信号なんて余程の街中でないとないから、赤信号でしばし休憩、みたいなことも望むだけ無駄。ロータリーという交差点のシステムには目からウロコ。多数が同時に殺到しない限り、どの車も停まることなく走り続けて交差点から抜けていく。考えた人はえらいね。ま、そんなわけで、しょっちゅう往復するような道以外は、憶える暇も与えてもらえないわけで、嫌が応にもカーナビに頼ることに。

僕が今使ってるものは、実は大家さんからの借り物。ネットでナビを注文した翌日に、
「ナビがいるでしょ」
「あ、ネットで注文しました」
「ひとつ余ってるから、それキャンセルしたら」
「ええっ!」
こんな流暢な会話じゃないけどそんないきさつで、届いた商品は勝手ながら返品した。ELGIGANTENさん、ごめんなさい。

そのかわり、Kの誕生日が近いので、プレゼントをELGIGANTENで買いました。ネットの方が安かったけど、当日に間に合いそうになかったから。ていうか、どっちにしてもナビよりはるかに高かったのだ。さて日曜日、Kはどんな顔するだろか。

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