2010.11.18

Tの幼稚園で「ランタン・フェスティバル」というのがあった。そのことをすっかり忘れて4時半くらいに迎えに行ったら、行った先で発覚し「5時から」という。どうしても5時までに一度帰らなくてはいけないが「ランタンフェス」には参加したい。結局幼稚園を車で4時44分出発。Uターンして戻ったら5時5分だった。もうみんなは自分のランタン持って外へ出てる。部屋へ入ると先生が外出前の最終確認をしているところだった。30秒遅かったら間に合わなかったという感じ。外へ出て、みんなと歩き始める。ジャムのビンを利用して自作したランタンに、キャンドルを灯し、それをぶら下げて街を練り歩く。こんなのが毎年行われてるんだろう。歩き始めてすぐに写真を撮ろうとしたら電源切れ。なんとこのタイミングで電池が終わった。あわてて駐車場へ走り、カバンをまさぐり予備を投入。このタイミングでなくなる、というより、よくぞこのなんとか間に合うタイミングでなくなってくれたと。この連なって発生するギリギリ感。これが先日も書いた僕の「不幸中の幸いみたいなキリヌケ方」だ。僕は守られてるんだわ、きっとね。
一度、教会の前で立ち止まり、なにやらランタンの歌をみんなで歌った。Tは知ってる歌だと言ったが、照れがあるのか歌わず。通りを抜けて広場で一度止まり、今度は一本はずれて、並木に挟まれた遊歩道を通って帰った。途中、Tが「あの女の子と一緒に歩きたい」などと言い出す。誰かわからず立ち止まって待つと、同じクラスのアネマリアという子だった。Tは友達を作って、なんだかうまくやってるようだ。幼稚園に帰ると、ふたりはずっと一緒にいたが、その実、Tが脈絡なしに走り回り、アネマリアがTの名を呼びながら、追いかけるという、何だかよくわからないことが、ずっと続けられていた。

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