2010.11.20

僕にはチョコレートにまつわる悔しい思い出がふたつある。

ひとつは近くの生協で母に買ってもらったマーブルチョコ。嬉しくて握りしめて走って帰ったのはいいが、家に着いたときケースのそこはきれいに抜けており、もちろん中身は空だった。今まで生きて来た中でも最も悔しい思いのひとつ。たぶん一生忘れることはない。

もうひとつは、前後の経緯は忘れた。父に買ってもらったチョコレートを電車の窓から落としてしまった。これは買ってくれた父に対して本当に申し訳なくて、なんとも言いようのないものがいまだにぬぐい去れない。ただ、その気持ちがあまりに強過ぎるからか、そのときの経緯どころか、リアルな記憶は何もなくて、その気持ちだけが、亡霊のように脳に貼り付いている。今となっては、それが本当にあったことなのかどうかも危うい。夢のような記憶。記憶というのは面白いと思うけど。

デンマークでのチョコレートの人気はかなりのようだ。今日もひとつ買ってみたが、キャラメルやナッツと合わせた、チョコレート菓子が店内にばんばん積み上げてあるし、えぐいほどに甘いものも多いね。やっぱり食生活の問題だと思うけど、デンマーク人太り過ぎです。特に女性の肥満は目に余る。自らの美貌を台無しにしたホントに多くの人たち。もったいないです。

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