きれいなカタツムリ
(2014年7月実施)
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 梅雨なのでカタツムリを作りましたが、最近の子供たちはカタツムリさえもあたりまえに見る機会があるわけではないんですね。こういう環境の変化は課題を考えるときにも多少影響します。隔世の感がリアルです。
 今回はカタツムリの殻がメインです。数種類から毛糸を選び、黒い画用紙にまず渦巻きを作って、体の部分はアルミ箔で成型し貼り付け、クレパスで殻に模様を描き込みます。
 黒い画用紙にクレパスでしっかり描くと、クレパスが元々持つ彩度の高さが際立ち、非常にきれいに発色するので、今回もそれを何度も強調しました。みんなもそれをよくわかっていて、最近はクレパスでの制作にはある一定のレベルを超えたものを感じます。
 さて、重要なのは「とにかくきれいなものを作ろう」と呼びかけた殻のデザインですが、これには本当に驚きました。
 殻や体のフォルム、模様の面白さ、特徴的な色彩、そして画材の発色などどれをとっても本当に素晴らしく、ひとつひとつが充実したものになっていて、どの作品も何度見ても見飽きないものに仕上がっています。
(サインはいつもローマ字で書きますが、これも本人の意思によって書く位置、大きさ、色などすべてを決めています)