2007.04.24

今日は久しぶりに誠ちゃんに会った。というか、ヤボ用で彼がウチに来た。ま、ヤボ用は置いといて、3月29日と31日のロンタンのステージを録音したMDを貸してくれた。それは僕のザ・トリッパーとしての最後の仕事の記録だ。車で出掛けたので、ちょっとかけてみる。意外といい演奏でちょっとびっくり。確かにウイークポイントはあるし、こなれてもいないが、ハニービーとかとは違う良さがある。たぶんこれは、いい演奏をしたいというメンバー全員の気持ちが生み出すものだ。テクニックや知識や方法論も時には有効だが、気持ちというのは時にそんなもの全てをふっとばす。1+1+1+1が4にもならないときもあるが、気持ちが合わさると5や6どころか8にも10にもなるのだ。そういうときの音楽は楽しい。ほんとに。ただ、いつもそうじゃないから、そういうときがいいんやけどね。

ヘッドを張り替えたばかりのスネアドラムは、誰か他人がたたいてるかのような音を鳴らしていた。「マッチボックス」のリズムが、どういうわけかシカゴのブルースバンドみたいで不思議だった。自分で演奏してるのに、聴いたことのない音楽みたいだった。ずいぶん遠いことのようにも思えたな。

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