2008.06.19

大学時代の先生が亡くなったので、今日は通夜に行く。先生は実はお坊さんで、小さなお寺の住職だった。僕らがどんなにやんちゃをしても、笑って見守ってるそういう人だった。

思わぬことは思わぬ瞬間にやってくる。なんかちょっと、ぼーとしちゃうな。でも人の死が必ずしも悲しいものとは思っていない。人の死が悲しいのは、たぶんその人の生の悲しみを引きずるからだ。先生が生きていたことが、間接的に僕らを育て、亡くなったことがきっかけて、また何かが始まる。そういうものだと思っている。普段は思い出さないことを、今いっぱい思い出している。こういうこともまた必要なのかなとも思う。

ご冥福をお祈りするけど、別に祈らなくてもあの人は冥福を実現する。たぶんそういう人だ。

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