2009.05.25

昨夜のライブはなんだかわかんないけど気持ちのいい会になった。CDも少しは売れて、後で録音を聴いてみても悪くなかった。なによりお客さんたちがいい感じだ。僕はこの人達のためにやってる、と思える。何を言ってんのかよくわかんないが、とにかくそうだ。

ただ、身体がホントに言うことを聞かなくなってる。演奏する機会が少なくなると、こういう問題が出てくるのはわかってたが、それも想像以上でちょっと参る。まあ、精進するしかないか。精進という言葉は便利。とりあえず「精進」と言うことで、大抵のことは済まして来た。そういう自覚もあるの。

全て終了してから、なぜかまこっちゃんと話し込んだ。彼は話したかったらしいが、そうでなくてもこういう機会がたまにはないとお互いの意思が通じ合わない。僕らはただただ演奏するのが楽しいからやってるわけじゃないし、ビートルズが好きでたまんないから、お客さんが来なくてもやりつづける、などという、ある種のアマチュアリズムみたいなものはない。何をステージから訴え、何を伝えるのか、それを考えずには出来ないよ。

本当に意味のあることってどんなこと。価値って何?伝えるのは何のため?そんなことを考えるのが好きだからやってる。で、そんなことを考えるのが芸術なんだけど、ご大層なことじゃなくて、それなりに中身の詰まった人生を送ってる、そう思えることそれ自体が作品みたいなもの。しかしこんな文章を読んで誰か理解してくれる人がいるのか。

そういえば最近、日記読んでますよ、とか、あなたはやっぱり他の人とはちょっと違う、みたいなことを複数の人に言われたりなんかして逆にわけわかんなくなってたりする。そんな風に言われて初めて、僕って人からどう思われてるとか、そういうことをほとんど考えずにいるな、と気づく。というか、考えてもどうせわかんないからと割り切ってるのだ。

急に思いあたったけど、僕って正直に話してるのに、話を信じてもらえないことが比較的多くないか。基本的に、ウソもお世辞も遠慮も大げさも謙遜も虚勢も嫌いだし、ホントのことをそのまま言うしかしないのに信じてもらえないというのは、やはりちょっと普通の枠には収まらないのかも。でも、人の話を額面そのままに受け取ることも大事だよ。

さて、ホントに自分でも何かわかんない日記が出来たぞ。という前に、わかんない、とか言い過ぎ。

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