2010.6.16

兵庫県立美術館の内覧会へ。岸田劉生が一番の呼び物らしいが、他にもいいのはあるよ。でもどうしても内容よりエネルギーが勝ってる感じはある。日本の洋画の黎明期なわけだから、それもしょうがないのかも。ただ、あらためて観ると、みんなえらく若いのね。ヨーロッパの様式に目を奪われる気持ちはわかるけど、彼らを支えたものって「かぶれ」みたいなものだったかもしれん。ま、なんでもそういうところから始まるわけだけど。しかしあのピカソのゲルニカにそっくりな絵。あれはどうかと思うね。

同時にレンピッカ展をやってるので、こちらも。本当は、こっちをもっと早く観たかった。たしか数ヶ月前に、iPhoneの絵画閲覧アプリをただなんとなく、ランダムに観ていたとき「あれっ」と思う作品を見つけた。こんなことってあまりない。非常に印象的だったので、一応スクリーンショットを撮っておいたが、その後もう一度みようと思っても、同じ作品は表示されなかった。結局、どこの誰のどういう作品なのかはわからないままで。たぶんその2〜3ヶ月後に、非常に似た作品をテレビで観て「あれだ」と思ったが、それがレンピッカ。これほど早くに出会えると思ってなかったので、かなり驚いた。会場に行ってみると、僕がiPhoneで見つけた作品も実物の展示があり。なんだか「リンケージ」めいたものまで感じてしまった。それにしても、レンピッカは怖い。僕には強烈すぎるほどの印象を残した。あんなもの絶対男には描けないよな。

さて、近々準備が整い次第、発表しないといけないことがある。準備に手間取ってしまったというのもあり、できるだけ次のキャバーンには、大勢来て欲しい。こういう書き方だと意味わかんないかな。もう少し待ってもらわないといけないのだが。

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