2010.12.27

木村紅美の「野いちごを煮る」という小説を読んだけど、なんか暗い話だった。純文学が暗いというのはよくあることだが、なんだか太宰あたりからの、はしかみたいな影響を、自ら一生治らない不治の病にしてしまったみたいな気がして、どうにもやるせない感じだ。いや、木村紅美さんがどうなのか知らないけどね。世の中が不景気でも、境遇が恵まれなくても、それを明るくすっとばすエネルギーが欲しい。ブルースみたいに。そういえばブルースの歌詞には、女々しい羨みの歌はあっても、恨みの歌は聞いたことない。強烈なリズムでやっつけてやれ!

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