2011.1.16

日本を発つ前から、コペンハーゲンで、ボブ・ディランの展覧会があると知っていた。これは行けそうだと思っていたが、コペンが意外に遠い。そのうち忘れていたけど、まだ終わっていなかった。これは観て良かったよ。深みを知る人は、ジャンルを問わないのかも。それにしてもあのデッサン力はどこで身につけたのか。あれだけの色を使い分けるのもけっこうなものだよ。作品数は美術館でやるにしては少なめだったけどね。

同時にピカソの展覧会も開催中。しかし、入口ののぼりはディランがメインで、ピカソはサブ。それはどうなの?さすがはピカソ、全く隙がない。この人だけは本当に本当の天才だと言えるよね。何だか引き込まれてしまう。たぶん僕はものすごく憧れているんだと思うね。

あとは、デンマーク人作家による絵画作品の展示。それに彫刻作品。僕は具象の、とくに人体彫刻が好きなのだが、本当にいいものがあって、ひさしぶりに感銘。石の滑らかなカーブが今も焼き付いてとれない。

どうも血が沸き始めちゃった気がする。僕は一旦美術作品制作をあきらめた人間で、自分でわかってるからちょっとモヤモヤ。ずっと昔に自分で納得して方向をシフトしたんだよ。と言いながら、新しい絵のアイデアまで軽く浮かんでしまったが。

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